自転車の練習

我が家の長男は年長さん、5歳です。
昨年の冬、5歳のお誕生日に自転車を買ってもらいました。
4月から年長さんになって、自転車に乗りたい気持ちが大きくなってきたようで
自転車の練習を開始しました。

自転車に乗る練習の過程も子育てコーチングのスキルが使えます。
・フレーミング
・スモールステップ
・CTP

その結果。。。長男は3日で自転車に乗れるようになりました!
そして自転車に乗れるようになった今、交通ルールをTPOを使って教えているところです。

フレーミング

フレーミングは目標を達成した未来に目を向ける、目標を明確にするためのスキルです。

自転車に乗る練習を始めるにあたって
まず重要なのはモチベーション!だと私は考えました。
うまくいかないと「もうやりたくない。できない。」と言う長男なので。。。
諦めそうになった時、もう一度やる気を出せるように長男に質問をしました。


自転車に乗れるようになったら何がしたい?どこに行きたい?

自転車に乗れるようになったらどんな気持ちになりそう?


自転車に乗れるようになった未来のことをイメージしてもらって
自転車に乗るぞ!乗れるようになりたい!というモチベーションを高める声かけをしました。
前向きな気持ち、楽しい気持ちをもって挑戦できると、やはり習得も早いと思います。

スモールステップ

スモールステップは、新しく身につけたい行動を細かく分解して
1つ1つできるようにしていくことで
最終的に1つの行動ができるようになるスキルです。

自転車ってどうやって乗れるようになるのでしょう?
私が子どもの頃は、補助輪をつけてもらって、ペダルを漕げるようになったら
補助輪を外して支えてもらって、何度も転んで乗れるように練習をする。。
という、めちゃくちゃ怪我をして数をこなして乗れるようになった記憶があります(笑)
頑張った!という記憶はあるのですが、何度も怪我をするのは痛かったです。
(きっと私がどんくさかっただけ。。。)

息子には最短距離で自転車に乗れるようになってほしい!
そこで自転車に乗れるようになるまでの道筋をスモールステップで考えてみました。
(長男には補助輪をつけて!と言われましたが、結局一度もつけませんでした。)

・自分で自転車にまたがる
・自転車のサドルに座って地面から足を離す
・自転車のサドルに座って地面を蹴って進む
・地面を蹴って進んで、少しバランスをとる
・緩やかな下り坂で自分で地面を蹴って進むより長い距離、バランスをとる
・地面を蹴って進んでバランスをとっている間にペダルに片足を乗せる
・地面を蹴って進んでバランスをとっている間にペダルに両足を乗せる
・地面を蹴って進んでバランスをとりながらペダルに足を乗せて、1~2回ペダルを漕ぐ
・地面を蹴って進んでバランスを取りながらペダルに足を乗せて、3回以上ペダルを漕ぐ
・平坦な道でペダルを漕ぐ

5つ目まではストライダーでできていたということもあったと思うのですが
自転車でできるようになるのも少し勝手が違ったようで練習が必要でした。

自転車に乗る、という行動を細かく分けて
1つ1つのステップごとに、できたら褒める!
1つずつできるようになることで、3日で自転車に乗ることができるようになりました。
自転車に乗ることができるようになって2週間くらい経ちますが
自転車が楽しくて仕方ないようで、毎日公園で自転車を乗り回しています。笑

CTP

CTPって何の頭文字?という感じですが
C:Coach(コーチ)
T:Teacher(先生)
P:Parent(親)
という3つの役割を使い分けるスキルです。

場面によって3つの役割を使い分けたり、役割を使う割合を変えることによって
新しい行動を身につけるサポート、成長を促すことができます。

自転車に乗る練習で私のそれぞれの役割での声かけは以下のようにしてみました。
C:自転車に乗れるようになったらどこに行きたい?(フレーミングでモチベーションUP)
  どうやったらペダルに足が乗せられると思う?
T:ストライダーの時みたいに、まずはバランスをとるといいよ
  バランスがとれたらペダルに足を乗せてみよう
P:ペダルに足を乗せる練習をするのに自転車を支えてあげるね
  お茶を飲んで休憩しよう

3つの役割・声かけを良いバランスで使い分けることで
長男のモチベーションをうまく保って自転車に乗る練習に臨めました。

TPO

TPOはTime・Place・Occasionのことで場面ごとでの適切な行動です。
自転車に乗ることができるようになった今、
長男には道路や公園でのTPOを教えているところです。

・道路を渡るときは止まって、右左を確認する
・前を見て自転車に乗る
・歩いている人の近くでは止まるか減速する

道路はまだまだ心配なので、このTPOを理解して完璧に身につけてもらおう。

Phrase

Where do you want to go by bicycle?
How would you feel if you could ride a bicycle?

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